こんにちは〜!

先日、顎関節症のセミナーを受講してきました。

顎関節症はとても難しい疾患です。今回改めて、セミナーで最新情報とともに、学び直しをしてきました。

顎関節症には、急に口が開けられなくなる、急に口が閉じられれなくなる、口を開け閉めすると痛い・カクッとなる、痛くないけどカクカク・ジャリジャリ音がするといった、関節そのものの症状があります。

他にも、エラのあたりや耳の下あたりが痛い、といった筋肉の症状や首や肩周りの凝り、側頭部の筋肉の痛み、耳鳴りなどの症状も、顎関節症が原因だったりします。

特に、側頭部の筋肉の痛みは症状としては頭痛と勘違いしてしまうこともあるため、病院やクリニックで検査しても異常なしと言われてしまい、偏頭痛で鎮痛薬を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、耳鳴りも同様で、耳鼻科で検査したが異常はなく、原因不明でそのまま経過観察となる方もいらっしゃると思います。

顎関節症は生活習慣病に近いもので、普段の生活で顎の関節や筋肉に負担をかけてしまっている事に気づかず、長年、ゆっくりとダメージが蓄積してしまい、ある日突然症状が出ることも多く、その際は食事ができなかったり、話をするのもままならなかったり、とても辛い症状で困ってしまう方も多いです。

顎関節症は自分ではなかなか気づきにくく、寝ている時の歯軋りなど、他の人に気づいてもらえるものはほんの一部で、日中の噛み締めや食いしばり、片方だけで物を食べる片噛みなど歯科の受診でわかることも多く、また、顎関節症の症状と自覚がないために、そのままとなっていることも多いでしょう。

今回のセミナーを受講して、一番の学びとなったのは、今までの治療では顎がカクッとなる(クリック)症状や、耳鳴りなどにも対応できる可能性が高い治療法を学んだことで、今までの顎関節症治療では、「痛みがなければ経過観察をしましょう」となっていた状態も、治る方向に誘導できること、また、その治療が大きな手術や、痛みを伴うことなくできることがわかり、多くの患者さんに貢献できるであろう学びとなりました。

痛みはないけれど、顎がカクッとなって気になる。偏頭痛持ちだけど鎮痛薬だけで様子を見ている。耳鳴りがしょっちゅうあるけれど、異常がないと言われた。など、お困りの方は是非一度ご相談ください!

*偏頭痛や、耳鳴りは脳や血管の病気などが原因のこともあります。顎関節症が原因のこともありますが、専門の医療機関の受診もおすすめいたします。

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